2011年秋、ワルシャワ、クラクフ、ポズナニの三都市で、10月25日頃から11月5日頃まで(予定)
能のワークショップで参加者達は、実践的な能の所作、摺り足、構エ、シカケ、ヒラキ、サシ、アゲハなど、仕舞の基礎にあたる型を学びます。
また地謡(コーラス)として謡えるよう、謡曲の稽古をします。これまでに指導のあった曲目は、「老松」「湯谷」「船弁慶」「田村」「猩々」「敦盛」「羽衣」「草紙洗小町」「葛城」「蝉丸道行」「雲雀山」「八島」「経正」「桜川」「籠太鼓」「巻絹」「岩船」となり、回を重ねるごとにレパートリーも広がっています。
2011年5月に恒例のワークショップが行われ、同月13日にポーランドの古都クラクフの日本技術美術センター (Centrum Sztuki i Techniki Japońskiej Manggha) において、また15日に首都ワルシャワのテアトル・ナ・ボリ(Teatr na Woli) において、能楽師 松井彬と緑蘭会による能の公演が行われました。演目は「巻絹」「黒塚」「八島」で、それぞれ舞の見所をダイジェストで見せる公演となりました。この公演は、ドイツ・ミュンヘンのメタシアター(Meta Theater)との共催で6月4日にはメタシアターで、同月7日8日にバイエルン国立劇場(Bayerisches Staatsschauspiel)でも公演され、多くの観客を集めました。